シーズン別のベーシックカラー
どのシーズンにもベーシックカラーはありますが、同じ色ではありません。ウィンターは黒、スノーホワイト、インクネイビー、チャコールグレー。サマーはやわらかなネイビー、クールグレー、ローズトープ、やわらかな白。オータムはキャメル、チョコレート、オリーブ、クリーム。スプリングはアイボリー、クリーム、明るいキャメル、暖かみのあるネイビー。サブタイプでさらに絞り込み、深さがどこまで暗くできるかを、澄み具合が二色のコントラストをどこまで強くできるかを決めます。
ベーシックカラーがアクセントカラーより大切な理由
ベーシックカラーの服は、手持ちの中で最も大きなアイテムです。コート、スーツ、パンツ、週に3日着るニット。どの色にも負けないほど頻繁に襟元に来て、ほかの何よりも長く身につけます。似合わないコーラルのスカーフは、うまくいかない一日で済みます。似合わない黒のコートは、ひと冬まるごとです。
ベーシックカラーといっても、顔にとって無難な色というわけではありません。どれもほかの色と同じ三つの軸をもっています。黒は最も深く最も澄んだ色、純白は最も明るく最も澄んだ色です。キャメルとクリームは暖かい側に、グレーとネイビーは涼やかな側に傾き、トープはどちらにもなりえます。ですから、ベーシックカラーもほかの色と同じようにシーズンに従います。暖かさが系統を、深さが顔の近くでどこまで暗くできるかを、澄み具合が一緒に着る二色のコントラストをどこまで強くできるかを決めます。
どのベーシックカラーが誰に似合うか
黒
黒が本領を発揮するのはウィンターです。ディープウィンターとブライトウィンターは黒をそのまま着こなし、クールウィンターもそれに近いほど似合います。ディープオータムは黒を着られるだけの深さがあるもののウォームなので、暗いエスプレッソブラウン(#3A2B1E)や、顔の横に暖かい色を添えた黒のほうが豊かに見えます。ブライトスプリングは、首元を澄んだ色で区切れば、黒を少量、シャープに取り入れられます。それ以外の人には、顔の近くの黒は深すぎるか硬すぎます。それでも、腰から下や靴、バッグなら問題なく使えますし、パレットの色のスカーフを顔との間にはさむ方法もあります。
白とスノーホワイト
白は最も明るく最も澄んだベーシックカラーなので、澄んだ涼やかな色味の人のものです。ウィンターはスノーホワイト(#EDEAE3)をきりっと、しばしば黒のすぐ隣に合わせて着こなします。ブライトスプリングには、ほのかに暖かみのあるクリアな白が似合います。サマーには、わずかにグレーを含んだやわらかな白のほうが似合います。スプリングとオータムは、代わりにアイボリーやクリームを。暖かな顔ややわらかな顔の隣では純白がぎらついて見え、その横で肌が黄ぐすみして見えます。
ネイビー
ネイビーは暗いベーシックカラーの中で最も取り入れやすく、黒が着られない人でも、ネイビーならある程度着られることが多くあります。ウィンターには最も深いインクネイビー(#222C4C)。サマーにはよりやわらかくグレイッシュなネイビーが似合い、クールサマーの代表的な色には、同じ役割をさらに穏やかに果たすスレートブルー(#6F7E9C)があります。スプリングには、より明るく少し暖かみのある、軽やかなネイビー。オータムにとってネイビーは最も難しく、チョコレート、深いオリーブ、深いティール(青緑)のほうがたいていその役割をうまく果たします。
グレー
グレーはもともと涼やかな色で、サマーとウィンターのものです。サマーはやわらかく着こなし、ダブグレー、涼やかなミディアムグレー(#9AA0A6)、ピューター、クールサマーとソフトサマーならやわらかなチャコールグレーも。ウィンターはクリアに着こなし、黒の代わりのチャコールグレーと、淡くアイシーなグレーを。暖かいシーズンには、ストーングレーやグレージュ寄りのグレーのほうが似合います。平板なミディアムグレーは、スプリングの色味から生気を奪い、オータムの色味をくすませます。
ブラウン
ブラウンは、オータムにとって最も自然なベーシックカラーです。三つのオータムはどれもチョコレート(#5A3C2E)が似合い、ディープオータムはさらに暗いエスプレッソへ、ウォームオータムはゴールドやカッパー寄りのブラウンへ、ソフトオータムはよりやわらかな中間のブラウンへ向かいます。スプリングには、より明るくゴールドがかったブラウン、つまりミルクチョコレート、タン、シナモンが似合います。サマーがブラウンを着るのは涼やかでくすんだものだけで、ココアやローズブラウンなど。ソフトサマーのパレットにあるくすんだココア(#B6A99A)がその一例です。ウィンターがブラウンを着るのは涼やかでほとんど黒に近い場合だけで、ディープウィンターの暗いエスプレッソがそうです。
キャメル
キャメルは暖かい色で、ソフトオータムを象徴するベーシックカラーです。そのパレットはやわらかなキャメル(#B9A07A)から始まります。ウォームオータムにはより深くゴールドがかったキャメル、スプリングにはより明るく澄んだキャメルが似合います。サマーやウィンターの顔の近くでは、キャメルは肌を黄ぐすみさせます。サマーなら代わりにローズベージュや涼やかなトープを、ウィンターなら同じコートでもチャコールグレーやネイビーのほうが似合います。
クリームとアイボリー
クリーム(#F2E6D2)とアイボリーは、暖かいシーズンの明るいベーシックカラーです。スプリングは澄んだ明るいものを、オータムは少し深めの、オイスターホワイトやオートミール寄りのものを着こなします。これらは暖かいシーズンにとっての白で、クリームのシャツはオータムに対して、白いシャツがウィンターに対して果たすのと同じ役割を果たします。サマーやウィンターの肌には、クリームは色あせて黄みっぽく見えがちです。
トープ
トープはグレーとブラウンの間にあり、どちらにも振れます。ソフトオータムのパレットにあるブラウンベージュのような暖かいトープは、オータムのものです。涼やかなローズトープやマッシュルームはサマー、とりわけソフトサマーのものです。ウィンターがトープを必要とすることはまれで、使うなら暗くグレイッシュなものを。トープはやわらかい色なので、明るい〜中間のベーシックカラーの中では最も取り入れやすく、やわらかいサブタイプには自然な土台となり、澄んだサブタイプにはそれだけでは控えめすぎます。
サブタイプ別のベーシックカラー
| サブタイプ | 軸になるベーシックカラー | 顔から離したい色 |
|---|---|---|
| ライトスプリング | クリーム、アイボリー、明るいキャメル、明るく暖かみのあるグレー、明るめの暖かいネイビー | 黒、チャコールグレー、ダークブラウン |
| ウォームスプリング | クリーム、ゴールドがかったキャメル、タン、ミルクチョコレート、暖かみのあるネイビー | 黒、クールグレー、純白 |
| ブライトスプリング | クリアなアイボリー、深いネイビー、キャメル、少量の黒 | くすんだトープ、濁ったブラウン、涼やかなミディアムグレー |
| ライトサマー | やわらかな白、ダブグレー、明るいローズトープ、グレイッシュなネイビー | 黒、クリーム、ダークブラウン |
| クールサマー | やわらかな白、涼やかなミディアムグレー、やわらかなチャコールグレー、やわらかなネイビー、スレートブルー | 黒、キャメル、ゴールデンブラウン |
| ソフトサマー | マッシュルーム、ローズトープ、くすんだココア、ピューター、やわらかなネイビー | 黒、純白、キャメル |
| ソフトオータム | キャメル、暖かみのあるトープ、オートミール、クリーム、やわらかなオリーブ | 黒、純白、クールグレー |
| ウォームオータム | クリーム、ゴールドがかったキャメル、チョコレート、オリーブ、錆色がかったブラウン | 黒、クールグレー、ネイビー |
| ディープオータム | エスプレッソ、チョコレート、ダークオリーブ、クリーム、深いキャメル | アイシーグレー、純白、淡いベージュ |
| ディープウィンター | 黒、スノーホワイト、インクネイビー、チャコールグレー、暗いエスプレッソ | キャメル、クリーム、ベージュ |
| クールウィンター | 黒、スノーホワイト、ネイビー、チャコールグレー、アイシーグレー | キャメル、暖かみのあるブラウン、クリーム |
| ブライトウィンター | 黒、スノーホワイト、インクネイビー、アイシーグレー | キャメル、トープ、ベージュ、やわらかなブラウン |
ベーシックカラーを軸にカプセルワードローブをつくる
少ない服で着回せるのは、すべてのアイテムが同じ暖かさを共有していて、どれとどれでも合わせられるときです。次の順番でそろえていきましょう。
- 暗いベーシックカラーをひとつ:コート、パンツ、スーツ、バッグなど、最も長く使うアイテムに。ウィンターなら黒かインクネイビー、サマーならやわらかなネイビーかチャコールグレー、オータムならチョコレートかダークオリーブ、スプリングなら暖かみのあるネイビーかミルクチョコレート。
- 明るいベーシックカラーをひとつ:シャツ、Tシャツ、ニットなど、顔に触れるものに。ウィンターならスノーホワイト、サマーならやわらかな白、オータムならクリーム、スプリングならアイボリー。
- 中間のベーシックカラーをひとつ:二つをつなぐ色として、必要なら。グレー、キャメル、トープの中から、ご自身の系統のものを。
- パレットのアクセントカラーを顔の近くに:ウィンターならチェリーとアイシーターコイズ、サマーならダスティローズとパウダーブルー、オータムならテラコッタとオリーブ、スプリングならコーラルとフレッシュグリーン。
そのうえで、コーディネートのコントラストをご自身のコントラストに合わせます。澄んだサブタイプは、最も暗いベーシックカラーと最も明るいベーシックカラーを隣り合わせても、たとえばブライトウィンターなら黒とスノーホワイトでも、洗練されて見えます。やわらかいサブタイプは、トープとキャメル、ピューターとやわらかなネイビーのように、近い色同士を合わせるほうが映えます。明るいサブタイプはコーディネートの大部分をベーシックカラーの明るい側でまとめ、暗い色はパンツや靴など下のほうに。金属もベーシックカラーと同じ暖かさに従います。ガイド「ゴールドかシルバーか」で、シーズンごとに紹介しています。
ワードローブが似合わないベーシックカラーでいっぱいなら
多くの人は、すでに服でいっぱいのワードローブを抱えた状態で自分のシーズンを知ります。よくあるのが黒です。黒のコート、黒のニット、何もかも黒、それもサマー、スプリング、ソフトオータムの人で。すべて処分する必要はありません。
黒と顔の間に、自分の色をはさみましょう。パレットの色のスカーフ、襟を開けて着るやわらかな白やクリームのシャツ、似合う金属のイヤリング。黒は影響の最も小さい体の下のほうへ移します。黒のパンツは、黒のセーターよりはるかに邪魔をしません。何かが傷んだら似合うベーシックカラーに買い替えていけば、ワードローブは数シーズンのうちに自然と入れ替わります。黒のセーターがあなたの色になることはありませんが、色味の邪魔をしないようにはできます。ある色は永久に禁止という思い込みも同じです。ガイド「パーソナルカラーのよくある誤解」で、その思い込みをひもといています。
どのベーシックカラーが似合うかわからないなら、まずシーズンから始めましょう。無料カラー診断は、ブラウザ上で答える短いクイズで、シーズンを推定します。パーソナルカラー診断は、髪・瞳・肌についてのいくつかの質問と、自然光で撮影したお写真1〜3枚をもとに、シーズンとサブタイプを判定します。PDFレポートでは、おすすめの色、避けたい色、ワードローブとスタイル、アクセサリーと金属の色味を紹介します。
よくある質問
黒が似合うのはどのシーズンですか?
黒が最もよく似合うのはウィンターのサブタイプです。ディープウィンターとブライトウィンターは黒をそのまま着こなし、クールウィンターもそれに近いほど似合います。ディープオータムとブライトスプリングは、顔の近くに暖かい色や澄んだ色を添えれば部分的に取り入れられます。ほかのサブタイプには、パンツ、靴、バッグなど、顔から離れたところで使うのがいちばんです。
ネイビーは黒の代わりになりますか?
多くの人にとっては、はい。ネイビーは黒よりやわらかいので、黒では硬すぎるサマーやスプリングでも着られることがよくあります。選ぶのはご自身のシーズンのネイビーです。ウィンターには深いインクネイビー、サマーにはやわらかくグレイッシュなネイビー、スプリングにはより明るく少し暖かみのあるネイビー。オータムは、同じ役割ならチョコレートや深いオリーブのほうがたいてい似合います。
白とクリーム、どちらが似合いますか?
クールの色味には白が似合います。ウィンターにはスノーホワイト、サマーには少しグレーを含んだやわらかな白。ウォームの色味にはクリームとアイボリーが似合い、スプリングには明るく澄んだもの、オータムにはオートミール寄りの深めのものを。確かめるには、自然光のもとで両方を顔に当ててみてください。合わないほうは肌を黄ぐすみさせたりグレーっぽく見せたりし、合うほうは肌を澄んで見せます。
グレーはウォームとクールのどちらのベーシックカラーですか?
ほとんどのグレーは涼やかで、グレーがサマーとウィンターのものとされるのはそのためです。サマーにはダブグレーやピューター、ウィンターにはチャコールグレーやアイシーグレー。暖かいシーズンでも、ストーングレーやグレージュ、つまりベージュを含んだグレーに寄せれば着られます。平板なミディアムグレーは、スプリングの色味から生気を奪い、オータムの色味をくすませがちです。
カプセルワードローブには、ベーシックカラーが何色必要ですか?
2〜3色で十分です。コート、パンツ、バッグには暗いベーシックカラー、顔の近くに来るものには明るいベーシックカラー、そして必要ならその二つをつなぐ中間のベーシックカラーを。ご自身のシーズンから選べば、どれも互いに、そしてパレットのアクセントカラーとも合うので、ワードローブは少なくても単調には見えません。
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